受注入力システムによって作成される次の表に関する記述のうち、適切なものはどれか。
受注番号は受注ごとに新たに発行される番号であり、項番は1回の受注で商品コード別に連番で発行される番号である。
なお、単価は商品コードによって一意に定まる。
受注日 |
受注番号 |
得意先コード |
項番 |
商品コード |
数量 |
単価 |
2021-03-05 |
995867 |
0256 |
1 |
20121 |
20 |
20,000 |
2021-03-05 |
995867 |
0256 |
2 |
24005 |
10 |
15,000 |
2021-03-05 |
995867 |
0256 |
3 |
28007 |
5 |
5,000 |
ア |
第1正規形でない。 |
イ |
第1正規形であるが第2正規化でない。 |
ウ |
第2正規形であるが第3正規化でない。 |
エ |
第3正規形である。 |
答え イ
【解説】
表にデータの繰り返し部分がないため、第1正規形までは正規化されていることがわかる。
しかし、従属的なデータである商品コードから一意に決まる単価が表にあるので、第2正規形までは正規化されていない。
【キーワード】
・正規形
【キーワードの解説】
- 正規形
データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
- 第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
- 第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
- 第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
- ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
もっと、「正規形」について調べてみよう。
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