関係R(A, B, C)の候補キーが{A, B}と、{A, C}であり、{A, C}→C及びC→Bの関数従属があるとき、関係Rはどこまで正規形の条件を満足しているか。
ア |
第1正規形 |
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イ |
第2正規形 |
ウ |
第3正規形 |
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エ |
ボイス・コッド正規形 |
答え ウ
【解説】
正規形はデータの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。
- 第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
- 第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
- 第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
- ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
【キーワード】
・関数従属
【キーワードの解説】
- 関数従属
2つの集合の間で、一方の属性集合の値(の集合)がもう一方の属性集合の値を関数的に決定するという、関係のことを関数従属といいます。
関数従属には、幾つかの特性があって
- 増加:X→Yならば、XZ→YZ
- 推移性:X→YかつY→Zならば、X→Z
- 結合:X→YでありX→Zならば、X→YZ
- 分解:X→YZならば、X→YかつX→Z
などがそうです。
もっと、「関数従属」について調べてみよう。
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