金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に係る実施基準(令和元年)”に基づき、今年度改修した“自動化されたITに係る業務処理統制(ITAC)”の整備状況が有効であるとき、人手による内部統制よりも、サンプルを減らし、サンプリングの対象期間を短くするなどITAC運用状況の評価作業を減らすことができる条件として、最も適切なものはどれか。
ア |
ITAC前年度の運用状況の評価が有効である。 |
イ |
ITに係る全般統制が有効である。 |
ウ |
人手による業務処理統制の運用状況が有効である。 |
エ |
人手による業務処理統制の整備状況が有効である。 |
答え イ
【解説】
“自動化されたITに係る業務処理統制(Information Technology Application Control、ITAC)”とは、業務プロセスを実行する際に利用するアプリケーションに組み込まれた統制のことで、入力情報の正確性、エラーデータの修正・再処理、マスターデータの正確性等の評価し、IT全般統制が有効な場合にのみ、システムで自動化された統制のサンプル数を少なくすることが可能になります。
【キーワード】
・財務報告に係る内部統制の評価及び監査に係る実施基準
【キーワードの解説】
- 財務報告に係る内部統制の評価及び監査に係る実施基準
「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」を実務に適用するとした場合の詳細な実務上のガイドラインで、J-SOX法(金融商品取引法)が求める内部統制の整備についての実務上の指針がかかれています。
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