2022年 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前 問17

不特定多数の利用者に無料で開放されている公衆無線LANサービスのアクセスポイントと端末で利用される仕様として、Wi-Fi Allianceが初めてEnhanced Openで規定したものはどれか。

 ア  端末でのパスワードの入力で、端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
 イ  端末でのパスワードの入力で、端末からアクセスポイントとの通信の暗号化がが可能となる仕様
 ウ  端末でのパスワードの入力なしに、端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
 エ  端末でのパスワードの入力なしに、端末からアクセスポイントとの通信の暗号化がが可能となる仕様


答え エ


解説
Wi-Fi AllianceのEnhanced OpenはRFC 8110に基づいた公衆無線LANなどでパスフレーズなどの認証なしに、端末とアクセスポイントとの間の無線通信を暗号化する仕組みです。
Enhanced Openでは、アクセスポイントと通信するデバイスごとに暗号化のための鍵を生成するため、デバイス毎に鍵が異なり、ほかのデバイスの通信内容を復号して盗み見ることができません。


キーワード
・Wi-Fi Alliance

キーワードの解説
  • Wi-Fi Alliance
    無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした業界団体で、相互接続性試験方法の策定、製品の認証を行っています。
    Wi-Fi Allianceの定める相互接続性認証試験にパスし、Wi-Fi認証を取得した製品に対しては、Wi-Fi CERTIFIEDロゴの使用が許可されます。

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