不適切な行為a〜cのうち、不正アクセス禁止法において規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。
a |
他人の電子メールの利用者IDとパスワードを、正当な理由なく本人に無断で第三者に提供する。 |
b |
他人の電子メールの利用者IDとパスワードを本人に無断で使用して、ネットワーク経由でメールサーバ上のその人の電子メールを閲覧する。 |
c |
メールサーバにアクセスできないよう、電子メールの利用者IDをパスワードを無効にするマルウェアを作成する。 |
答え ア
【解説】
a |
他人の電子メールの利用者IDとパスワードを、正当な理由なく本人に無断で第三者に提供するのは、不正アクセス禁止法で規制されている行為です。 |
b |
他人の電子メールの利用者IDとパスワードを本人に無断で使用して、ネットワーク経由でメールサーバ上のその人の電子メールを閲覧するのは、不正アクセス禁止法で規制されている行為です。 |
c |
メールサーバにアクセスできないよう、電子メールの利用者IDをパスワードを無効にするマルウェアを作成するのは、刑法(168条の2および168条の3)の不正指令電磁的記録に関する罪で規制されている行為です。 |
【キーワード】
・不正アクセス禁止法
【キーワードの解説】
- 不正アクセス禁止法
インターネット等のコンピュータネットワークでの通信において、不正アクセス行為とその助長行為の禁止するために制定されました。
従来の法律では取り締まることのできなかった、コンピュータネットワーク上の不正行為の取り締まりが目的の法律です。
インターネットを通じて他人のIDでサーバなどにログインする行為やインターネットを通じてシステムの脆弱性を利用して侵入する行為、システムの脆弱性の情報をインターネット掲示板などに書き込む行為などが規制の対象になります。
もっと、「不正アクセス禁止法」について調べてみよう。
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