big.LITTLEテクノロジの説明として、適切なものはどれか。
ア |
大きなサイズのデータを限られた物理メモリで扱うために、ハードディスクなどのストレージをメモリのように利用する仮想メモリ技術 |
イ |
消費電力が小さく処理能力が低いコアと、消費電力が大きく処理能力が高いコアとを組み合わせたマルチコアプロセッサ技術 |
ウ |
低速でビット単価が安い大容量メモリと、高速でビット単価が高い小容量メモリとを組み合わせた階層メモリ技術 |
エ |
ビッグエンディアンのアーキテクチャと、リトルビッグエンディアンのアーキテクチャとを切替え可能なプロセッサ技術 |
答え イ
【解説】
ア |
大きなサイズのデータを限られた物理メモリで扱うために、ハードディスクなどのストレージをメモリのように利用する仮想メモリ技術は、スワップイン(swap-in)です。(×) |
イ |
消費電力が小さく処理能力が低いコアと、消費電力が大きく処理能力が高いコアとを組み合わせたマルチコアプロセッサ技術は、big.LITTLEテクノロジです。(〇) |
ウ |
低速でビット単価が安い大容量メモリと、高速でビット単価が高い小容量メモリとを組み合わせた階層メモリ技術は、記憶階層構造(storage hierarchy)です。(×) |
エ |
ビッグエンディアンのアーキテクチャと、リトルビッグエンディアンのアーキテクチャとを切替え可能なプロセッサ技術は、バイエンディアン(bi-endian)です。(×) |
【キーワード】
・big.LITTLEテクノロジ
【キーワードの解説】
- big.LITTLEテクノロジ
小型で低消費電力なプロセッサと高性能アプリケーション・プロセッサを組み合わせて使用することで、高性能処理と低消費電力を実現する技術です。
ソフトウェアからは一つのCPUのように見えるにもかかわらず、低い処理性能しか求められないときに、高性能CPUコアから低消費電力CPUコアに切り替えて処理が行われます。
待機状態が長い用途やピーク処理性能が高いような用途で使える、低消費電力なプロセッサとして期待されています。
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