2023年 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前 問24

ヘッドマウントディスプレイなどで利用されているIMU(Inertial Measurement Unit)の説明として、適切なものはどれか。

 ア  圧力センサーを用いて、ディスプレイに掛かる力を検出する。
 イ  加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いて、向きや傾きを検出する。
 ウ  カメラを用いて、部屋の中にある物体の存在を検出する。
 エ  超音波センサーを用いて、物体までの距離を計測する。


答え イ


解説
IMU(Inertial Measurement Unit、慣性計測装置)は、3軸(前後、左右、上下)の角度(角速度)と加速度を計測する装置(センサー)で、VRを体感するためのヘッドマウントディスプレイや、ドローン(無人航空機)、自動運転の自動車などで使われています。

 ア  圧力センサーを用いて、ディスプレイに掛かる力を検出するのは、感圧(加圧)式のタッチパネルです。(×)
 イ  加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いて、向きや傾きを検出するのは、IMUです。(〇)
 ウ  カメラを用いて、部屋の中にある物体の存在を検出するのは、拡張現実(Augmented Reality、AR)で行われています。(×)
 エ  超音波センサーを用いて、物体までの距離を計測するのは、測距センサーです。(×)


キーワード
・ヘッドマウントディスプレイ

キーワードの解説
  • ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)
    左右の目の視差を用いた立体映像による仮想現実(Virtual Reality、VR)の表示装置の総称で、ゴーグルのような形状のディスプレイを両眼に多いかぶせるよう頭部に装着するものが多いです。

もっと、「ヘッドマウントディスプレイ」について調べてみよう。

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