2023年 春期 応用情報技術者 午前 問28

データベースシステムの操作の説明のうち、べき等(idempotent)な操作の説明はどれか。

 ア  同一の操作を複数回実行した結果と、一回しか実行しなかった結果が同一になる操作
 イ  トランザクション内の全ての処理が成功したか、何も実行されなかったかのいずれかの結果にしかならない操作
 ウ  一つのノードのレコードの挿入処理を、他のノードでも実行する操作
 エ  複数のトランザクションを同時に実行した結果と、順番に実行した結果が同一になる操作


答え ア


解説

 ア  同一の操作を複数回実行した結果と、一回しか実行しなかった結果が同一になる操作は、べき等です。(〇)
 イ  トランザクション内の全ての処理が成功したか、何も実行されなかったかのいずれかの結果にしかならない操作は、トランザクションのACID特性の原子性です。(×)
 ウ  一つのノードのレコードの挿入処理を、他のノードでも実行する操作は、レプリケーションです。(×)
 エ  複数のトランザクションを同時に実行した結果と、順番に実行した結果が同一になる操作、トランザクションのACID特性の独立性です。(×)


キーワード
・べき等性

キーワードの解説
  • べき等性(idempotent)
    同じ操作を何度繰り返しても、同じ結果が得られるという性質で、1回操作した場合の結果と、2回以上操作した場合の結果が同じになる。

もっと、「べき等性」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ