2024年 春期 ネットワークスペシャリスト 午前 問5

5個のノードA〜Eから構成される図のネットワークにおいて、Aをルートノードとするスパニングツリーを構築した。 このとき、スパニングツリー上で隣接するノードはどれか。 ここで、図中の数値は対応する区間のコストを表すものとする。

 ア  AとE  イ  BとC  ウ  CとD  エ  DとE


答え エ


解説
スパニングツリーではルートノードまでのパスコスト(ノード間のコストの和)が最小になるようにツリーを形成するので、例えばノードEはノードAから直接のパスのコストが4で、ノードA→ノードB→ノードEのパスコストが3なので、ノードB経由のパスが選択される。
同様に各ノードのパスコストを考慮してツリーを作成すると
 
になるので、選択肢で隣接ノードなのはノードDとノードE(エ)である。


キーワード
・スパニングツリー

キーワードの解説
  • スパニングツリー(spanning tree)
    ネットワークの接続にループがあった場合、データが永遠に循環してしまうようなことがないように、一部の回線を通常時は予備として使用禁止にし、使用している回線に障害が発生したとき予備回線を動作させる技術です。

もっと、「スパニングツリー」について調べてみよう。

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