“甘味”、“うま味”、“塩味”、“酸味”、“苦味”の5種類の味覚を、6ビット(2進数)の数値で符号化する。
これらを組み合わせた複合味を、数値の加減算で表現できるようにしたい。
たとえば、“甘味”と“酸味”を組み合わせた“甘酸っぱい”という複合味の符号を、それぞれの数値を加算して表現するとともに、逆に“甘酸っぱい”から“甘味”成分を取り除いた“酸味”を減算で表現できるようにしたい。
味覚の符号として、適切なものはどれか。
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甘味 |
うま味 |
塩味 |
酸味 |
苦味 |
ア |
000000 |
000001 |
000010 |
000011 |
000100 |
イ |
000001 |
000010 |
000011 |
000100 |
000101 |
ウ |
000001 |
000010 |
000100 |
001000 |
010000 |
エ |
000001 |
000011 |
000111 |
001111 |
011111 |
答え ウ、エ
【解説】
ア |
“うま味”+“塩味”の組み合わせの値を計算すると「000011」となり、これは“酸味”と同じで区別がつかないので、この符号化則は条件を満たさない。 |
イ |
“甘味”+“うま味”の組み合わせの値を計算すると「000011」となり、これは“塩味”と同じで区別がつかないので、この符号化則は条件を満たさない。 |
ウ |
どの味の組み合せの加算を行っても、他と同じ値にならないので条件を満たす。 |
エ |
どの味の組み合せの加算を行っても、他と同じ値にならないので条件を満たす。 |
※この問題は出題側のミスで答えが二つあります。
【キーワード】
・コード設計
【キーワードの解説】
- コード設計(code design)
外部設計(システム設計)を行うとき、対象とするデータをそのまま使うのではなく、データを識別するデータ(コード)を付与し、そのデータを処理対象とします。
コード設計を行うことで項目の識別や分類を容易にし、システムの処理効率を上げられます。(コードには、社員番号や、学籍番号、郵便番号などがあります。)
もっと、「コード設計」について調べてみよう。
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