平成21年 秋期 基本情報技術者 午前 問1

N 個の観測値の平均値を算出する式はどれか。
ここで、S N 個の観測値の和(ただし、S > 0)とし、[X ]はX 以下で最大の整数とする。
また、平均値は、小数第1位を四捨五入して整数値を求める。

 ア    イ  
 ウ    エ  


答え エ


解説
総和から平均値を求めるには、まず(総和/観測値の数)=(S /N )を求める。
次に、この結果を四捨五入するわけだが、[X ]の演算は小数点以下を切り捨ててしまうため、(S /N )に0.5を加算してから、[X ]の演算を行う(エ)になる。


キーワード
・整数化

キーワードの解説
  • 整数化
    小数を整数にすることで、小数以下の値の扱いによりいくつかの方法があります。
    • 四捨五入(round)
    • 切上げ(roundup)
    • 切捨て(rounddown)
    • int関数
    表計算ソフト(MS-Excelなど)で関数として用意されているので、処理を確認してみましょう。

もっと、「整数化」について調べてみよう。

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