平成21年 秋期 応用情報技術者 午前 問4

誤り検出方式であるCRCに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  検査用データは、検査対象のデータを生成多項式で処理して得られる1ビットの値である。
 イ  受信側では、付加されてきた検査用データで検査対象のデータを割り、余りがなければ送信が正しかったと判断する。
 ウ  送信側では、生成多項式を用いて検査対象のデータから検査用データを作り、これを検査対象のデータに付けて送信する。
 エ  送信側と受信側では、異なる生成多項式が用いられる。


答え ウ


解説

 ア  CRCの検査用データはCRC16で16ビット、CRC32で32ビットであり、1ビットではない。
 イ  受信側では、検査対象データから生成多項式で求めたデータと、受信した検査用データを比較して受信したデータの正しさを判断する。
 ウ  送信側では送信するデータから生成多項式を用いて検査用データを作り、データに付加して送信します。
 エ  送信側と受信側で同じ生成多項式を使います。


キーワード
・CRC

キーワードの解説
  • CRC(巡回冗長符号)
    生成多項式と呼ばれる、シフトや加算などを組み合わせた方式で計算を行なう方法である。生成多項式によてCRC12、CRC16、CRC32などがある。(パリティ符号はちょうど1bit幅のCRC方式に相当する)

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