平成21年 秋期 応用情報技術者 午前 問27

各種コードの特徴を記述した表中の項目a〜cに入るコード種別の組合せとして、適切なものはどれか。

a b c
長所
  • けた数が少ない。
  • 発生順にコードをつける場合、追加が容易である。
  • 少ないけた数で多くのグループ分けが可能である。
  • データ項目の構成の分類基準が明確である。
  • 各けたが分類上の特定の意味を持っているので、分かりやすい。
短所
  • 分類が分からない
  • データを追加する場合や件数が多い場合に不便である。
  • けた数が大きくなりやすい。
適用
領域
  • 分類基準が確立しにくいものに利用する。
  • コードけた数の制限の下でグループ分けする場合に利用する。
  • 分類基準が明確である場合に利用できる。

a b c
区分コード けた別コード 順番コード
けた別コード 順番コード 区分コード
順番コード 区分コード けた別コード
順番コード けた別コード 区分コード


答え ウ


解説

  • 順番コード(sequence code)
    連番をそのまま利用したコードで、少ないけた数でコード化できます。
    コードの末尾への追加は容易ですが、挿入はコード変更が必要となります。
  • 区分コード(block code)
    発生するデータをグループ化して、グループ内で連番をつけたコードです。
    けた数が少なく、空番(予備コード)があるため、ある程度の追加は可能ですが、追加やデータが多くなると不便です。
  • けた別コード(group classification code)
    それぞれのけたに意味を持たせるコード化方法です。
    特定のけたを見てデータの分類を行うことができますが、けた数(情報量)が多くなってしまいます。


キーワード
・コード設計

キーワードの解説
  • コード設計(code design)
    外部設計(システム設計)を行うとき、対象とするデータをそのまま使うのではなく、データを識別するデータ(コード)を付与し、そのデータを処理対象とします。
    コード設計を行うことで項目の識別や分類を容易にし、システムの処理効率を上げられます。(コードには、社員番号や、学籍番号、郵便番号などがあります。)

もっと、「コード設計」について調べてみよう。

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