製造工程で部品の寸法を測定し、x管理図で品質を管理している。
(1)〜(4)の社内標準によって、管理図中の点を異常と判定する場合、図に示したx管理図で異常と判断すべき点は何個あるか。
ここで、管理限界線知覚とは、中心線から管理限界線までの距離の2/3(図中の点線)以上離れた場所をいう。
[社内標準]以上と判定する基準 |
(1) |
管理限界線の外側又は線上に現れる点 |
(2) |
連続する3点中の2点以上が管理限界線近くに現れる場合の、管理限界線近くの点 |
(3) |
6個以上の点が、連続して中心線の上側又は下側に現れる場合の6点目以降の点 |
(4) |
3個以上の点が、連続して上昇又は下降する場合の、3点目以降の点 |
答え ウ
【解説】
基準から異常とする点を数える
(1) |
管理限界線の外側又は線上に現れる点はない。 |
(2) |
連続する3点中の2点以上が管理限界線近くに現れる場合の、管理限界線近くの点は、5点目と7点目の2個ある。(下図の赤い点) |
(3) |
6個以上の点が、連続して中心線の上側又は下側に現れる場合の6点目以降の点は、8点目と9点目の2個ある。(下図の青い点) |
(4) |
3個以上の点が、連続して上昇又は下降する場合は3点目から5点目で発生していて、その3点目以降なので5点目の1個である。 |
よって、異常と判断される点は5点目、7点目、8点目、9点目の 4個(ウ)になります。
【キーワード】
・管理図
【キーワードの解説】
- 管理図
品質や製造工程の管理に利用するグラフ表現のひとつで、製品の大きさや質量などのデータを毎回記録することで標準から外れた異常な製品を見出すグラフのことです。
QC7つ道具のひとつです。
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