プロダクトライフサイクルに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ア |
導入期では、キャッシュフローはプラスになる。 |
イ |
成長期では、製品の特性を改良し、他社との差別化を図る戦略をとる。 |
ウ |
成熟期では、他社からのマーケット参入が相次ぎ、競争が激しくなる。 |
エ |
衰退期では、成長性を高めるための広告宣伝費の増大が必要である。 |
答え イ
【解説】
ア |
導入期には、設備投資が必要なためキャッシュフローはマイナスになります。 |
イ |
成長期には、他社のマーケット参入が相次ぐため、自社製品の差別化を行います。 |
ウ |
成熟期には、参入してくる他社がなくなり、競争は減ります。 |
エ |
衰退期には、新たな需要がないため広告などは行いません。 |
【キーワード】
・プロダクトライフサイクル
【キーワードの解説】
- プロダクトライフサイクル(product life cycle)
製品を開発して市場に出し、普及成長し、成熟し、やがて他の製品に押されて衰退するという流れを売上高の推移でとらえたものです。大きく分けて、導入、成長、成熟、衰退の4つの状態があります。
- 導入期
製品が市場に認知されていないため売り上げが伸びず、投資が必要なため高コストな状態
- 成長期
製品が普及し売り上げが伸びるが、競合製品が出てくるため、競争が激化し競争力のない会社が脱落する状態
- 成熟期
市場は飽和状態であるが、投資の必要がなく、買い替え需要があるため、生き残った会社は利益を得ることができる状態
- 衰退期
代替品の登場により需要が減り、売り上げも伸びないため、やがて生産が中止される状態
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