平成21年 春期 ITパスポート 問50

時間を横軸にし、タスクを縦軸にとって所要期間に比例した長さで表した工程管理図はどれか。

 ア  E-R図  イ  アローダイアグラム
 ウ  ガントチャート  エ  状態遷移図


答え ウ


解説

 ア  E-R図(Entity-relationship Model)は、データを実体と関連、属性で表してモデル化した図です。
 イ  アローダイアグラム(arrow diagram)は、作業と日程の流れを矢印で結ぶことで作業の順序を明示的に表すことができ、日程管理で使用します。
 ウ  ガントチャート(Gantt chart)は、縦軸に工程・人、横軸に時間を配置し、工程(人)ごとの開始日・終了日といった情報を結ぶ図で、工程管理で使用します。
(ガントは考案者の名前です。)
 エ  状態遷移図は、システムとして複数の状態を持つ場合に、どういった条件で状態が移り変わっていくかを図にしたものです。


キーワード
・工程管理

キーワードの解説
  • 工程管理(production control)
    複数の連動した工程からなる作業において、各工程の順序関係などを考慮しながら進捗管理を行うことです。
    工程管理を行わないと、全体としては順調に進んでいるように見えても実際には特定の工程の遅れが全体に影響を与えたり、ある工程の遅れにより人や物が待ちの状態になったりしてしまいます。

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