平成21年 春期 ITパスポート 問57

あるファイルシステムの一部が図のようなディレクトリ構造であるとき、*印のディレクトリ(カレントディレクトリ)D3から矢印が示すディレクトリD4の配下のファイルaを指定するものはどれか。
ここで、ファイルの指定は、次の方法によるものとする。

[指定方法]
(1)  ファイルは、“ディレクトリ名\…\ディレクトリ名\ファイル名”のように、経路上のディレクトリを順に“\”で区切って並べた後に“\”とファイル名を指定する。
(2)  カレントディレクトリは“.”で表す。
(3)  1階層上のディレクトリは“..”で表す。
(4)  始まりが“\”のときは、左端にルートディレクトリが省略されているものとする。
(5)  始まりが“\”、“.”、“..”のいずれでもないときは、左端にカレントディレクトリ配下であることを示す“.\”が省略されているものとする。
 ア  ..\..\D2\D4\a  イ  ..\D2\D4\a
 ウ  D1\D2\D4\a  エ  D2\D4a


答え イ


解説
D3のディレクトリからD4のディレクトリを指定するには、1階層上のディレクトリを経由してD2、D4、そしてD4配下のファイルaとなるので
 “..\D2\D4\a
(イ)となる。


キーワード
・ディレクトリ指定

キーワードの解説
  • ディレクトリ指定
    ファイルシステムを搭載しているコンピュータでは、ファイルをディレクトリ(フォルダ)を使って階層的に管理しているため、ファイルへのアクセスを行うためにはディレクトリの指定が必要である。
    ディレクトリの指定方法には絶対指定(絶対パス)と相対指定(相対パス)があり、
    • 絶対パスは、ディレクトリをルートから指定する方法。
    • 相対パスは、現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)から指定する方法。
    である。

もっと、「ディレクトリ指定」について調べてみよう。

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