2台の処理装置からなるシステムがある。
両方の処理装置が正常に稼働しないとシステムは稼働しない。
処理装置の稼働率がいずれも0.90であるときのシステムの稼働率は幾らか。
ここで、0.90の稼働率とは、不定期に発生する故障の発生によって運転時間の10%は停止し、残りの90%は正常に稼働することを表す。
2台の処理装置の故障に因果関係はないものとする。
ア |
0.81 |
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イ |
0.90 |
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ウ |
0.95 |
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エ |
0.99 |
答え ア
【解説】
問題の『両方の処理装置が正常に稼働しないとシステムは稼働しない。』から、この2台の処理装置は直列に接続しているので、
システムの稼働率は互いの稼働率の積になり
0.90×0.90=0.81
(ア)です。
【キーワード】
・稼働率の計算
【キーワードの解説】
- 稼働率の計算
複数の装置で構成されるシステムにおいて、
- 直列で接続された装置の稼働率は、全ての装置が動作していないといけないので、全ての装置の稼働率の積になる。
- 並列で接続された装置の稼働率は、いずれかの装置が動作していればいいので、(1 - 全ての装置が同時に停止する割合(率))になる。
例えば、装置AとBの稼働率が、それぞれa、bであるとき
- 装置A、Bを直列に接続したときの稼働率はa×bになる。
- 装置A、Bを並列に接続したときの稼働率は1-(1-a)×(1-b)になる。
もっと、「稼働率」について調べてみよう。
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