平成21年 春期 基本情報技術者 午前 問18

プログラムのCPU実行時間が300ミリ秒、入出力時間が600ミリ秒、その他のオーバヘッドが100ミリ秒の場合、ターンアラウンドタイムを半分に改善するには入出力時間を現在の何倍にすればよいか。

 ア  1/6  イ  1/4  ウ  1/3  エ  1/2


答え ア


解説
ターンアラウンドタイムを求める式は
 ターンアラウンドタイム=CPU実行時間+入出力時間+その他(オーバヘッドなど)
なので、このプログラムの場合
 ターンアラウンドタイム=300+600+100=1,000ミリ秒
になる。
問題はこの時間を入出力時間を短くして半分にするので、短くした入出力時間をx とすると
 300+x +100=1,000÷2
になり、x を求めると
 x =100ミリ秒
なので、入出力時間を600ミリ秒から100ミリ秒の1/6倍(ア)にする必要がある。


キーワード
・ターンアラウンドタイム

キーワードの解説
  • ターンアラウンドタイム(turn around time、TAT)
    システムに処理要求を出してから、結果の出力が終了するまでの時間です。
    通常はデータやコマンド入力が完了してから、結果が出力され、次の処理のデータやコマンドの入力が可能になるまでの時間で計測します。

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