“従業員”表を第3正規形にしたものはどれか。
ここで、下線部は主キーを表す。
従業員(従業員番号, 従業員氏名, {技能コード, 技能名, 技能経験年数})
({ }は繰返しを表す。)
答え ウ
【解説】
もとのデータは繰返しがあるので、正規化されていないデータである。
まず、繰返し部分の「技能コード」「技能名」「技能経験年数」を別表にして第1正規形にすると
になる。
次に、主キーが決まると従属的に決まるデータを探すと、「技能名」は「技能コード」から従属的に決まるので別表にして、第2正規形にすると、
(ウ)になる。
最後に、この表で推移的に決まるデータはないので、これが第3正規形になる。
【キーワード】
・正規形
【キーワードの解説】
- 正規形
データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
- 第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
- 第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
- 第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
- ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
もっと、「正規形」について調べてみよう。
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