ソフトウェアのテスト工程において、バグ管理図を用いて、テストの進捗状況とソフトウェアの品質を判断したい。
このときの考え方のうち、最も適切なものはどれか。
ア |
テスト工程の前半で予想以上にバグが検出され、スケジュールが遅れたので、スケジュールの見直しを行い、数日遅れでテスト終了の判断をした。 |
イ |
テスト項目がスケジュールどおりに消化されていれば、バグ摘出の累積件数が増加しなくても、ソフトウェアの品質は高いと判断できる。 |
ウ |
テスト項目消化の累積件数、バグ抽出の累積件数及び未解決バグの件数の推移がすべて横ばいになった場合は、解決困難なバグに直面しているかどうかを確認する必要がある。 |
エ |
バグ摘出の累積件数の推移とテスト項目の未消化件数の推移から、テスト終了の時期をほぼ正確に予測できる。 |
答え ウ
【解説】
ア |
テスト工程の前半でバグが予想以上に検出された場合、ソフトウェアに品質の問題があると考えテストを継続して行うか検討する必要があります。 |
イ |
バグ摘出の累積件数が増加しない場合は、テストケースが適切であるかを確認する。 |
ウ |
テスト項目、バグ検出の累積件数、未解決バグの件数の推移が停滞したときは、困難なバグの対処に時間がかかっていることが考えられる。 |
エ |
未解決バグの件数の推移も考慮しないとテスト終了時期を予測することはできません。 |
【キーワード】
・テスト
【キーワードの解説】
- テスト
システム(ソフトウェア)のテストは検証の目的によっていくつかに分類することができる。
- 単体テスト
ソフトウェアの機能(モジュール)単位の検証
- 結合テスト
モジュール間のインタフェースの検証
- 機能テスト(システムテスト)
ソフトウェアの動作が正しいかの検証
- 例外テスト
異常系(障害系)の動作の検証
- 性能テスト
実運用環境と同じ状態でのソフトウェアの処理時間、メモリ使用量などの性能の検証
- 退行テスト
ソフトウェアの修正を行ったときに、修正箇所が悪影響を及ぼさないかの検証
- 移行テスト
システムの環境を変えるときに、模擬環境でテストを行ない、移行作業のシナリオを作成する
もっと、「テスト」について調べてみよう。
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