外部割込みの要因となるものはどれか。
ア |
仮装記憶管理における存在しないページにアクセスしたときのページフォールト |
イ |
システム管理命令を一般ユーザーモードで実行したときの特権命令違反 |
ウ |
ハードウェア異常などによるマシンチェック |
エ |
浮動小数点演算命令でのオーバフローなどの演算例外 |
答え ウ
【解説】
ア |
仮装記憶管理はCPU内部の処理なので、ページフォールトは内部割込み要因である。 |
イ |
一般ユーザーモードでシステム管理命令の実行はCPU内部の制限違反なので内部割込み要因である。 |
ウ |
ハードウェアの異常はCPU外部の問題なので外部割込み要因である。 |
エ |
オーバフローなどの演算例外はCPU内部で発生するので内部割込み要因である。 |
【キーワード】
・割込み
【キーワードの解説】
- 割込み(Interrupt)
CPUが、CPU内部からや周辺機器(部品)から受け付ける要求の一種であり、CPUは割込み要求によって現在の処理を中断して、要求に沿った処理を行う。
割込みにはCPUの内部的な原因の内部割込みと、CPU外部からの信号による外部割込みがある。
割込みを使用する目的は、まれにしか発生しない要求を常時監視すると効率が悪いので、こういった要求を割り込みにする場合や、CPUの誤った使い方によってCPUが暴走するのを防ぐため(例外)、定期的に行う処理を確実に行うためなどがある。
もっと、「割込み」について調べてみよう。
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