平成21年 春期 応用情報技術者 午前 問15

物理的に複数のサーバを用意したときと比較した場合、仮想化によって1台のサーバに統合したときの特徴はどれか。
ここで、物理的な資源とは、CPU、主記憶、磁気ディスクなどのコンピュータを構成する装置を示す。

物理的な資源の運用 物理的な資源の利用率 オーバヘッドによる負荷
簡易 高い 高い
簡易 低い 低い
煩雑 高い 高い
煩雑 低い 低い


答え ア


解説
複数のサーバを仮想的に1台のサーバに統合すると、物理的な資源の運用管理は仮想化した1台のサーバで行えるので簡易になる。
また、物理的な資源の利用率は、重複する部分がなくなり効率的に利用できるため高くなる。
ただし、複数のサーバを仮想化してまとめるための処理が増えるためオーバヘッドによる負荷が高くなる。


キーワード
・サーバの統合と仮想化

キーワードの解説
  • サーバの統合と仮想化
    複数のサーバを仮想化して統合すると、CPUやディスクなどの資源を効率的に使えるようになり、サーバの台数を削減したり、サーバ上で動作するソフトウェアの本数を削減したりすることが期待できる。
    仮想化して統合するソフトウェアは、数多く出てきていて中には無償のものもある。

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