データ構造のキューを実現する方法において、片方向リンクに比べた場合の双方向リンクの特徴として、適切なものはどれか。
ア |
片方向リンクよりオーバヘッドが小さい。 |
イ |
追加は、最後尾だけに対して行える。 |
ウ |
途中への挿入・取外しが容易に行える。 |
エ |
取外しは、先頭だけに対して行える。 |
答え ウ
【解説】
ア |
双方向リストは、データの追加、挿入、取外しを行うとき、片方向リストと比べリンク(ポインタ)の操作が多いのでオーバヘッドが大きい。 |
イ |
片方向リスト、双方向リストともに追加はどこにでも行うことができる。
(ただし、キューであれば、追加を行うのは最後尾だけです。) |
ウ |
あるデータの前に追加を行うという処理を考えた場合、双方向リンクではポインタの操作のみで可能ですが、片方向リンクではあるデータの現在の前のデータを先頭から探す必要があり、処理が複雑になります。 |
エ |
片方向リスト、双方向リストともに取外しはどこからでも行うことができる。
(ただし、キューであれば、取外しを行うのは先頭だけです。) |
【キーワード】
・キュー
・リンク
【キーワードの解説】
- キュー
一時的なデータの格納領域で、格納したのと同じ順でデータを取り出すことができます。
(First-In First-Out、FIFO)
- リンク(リスト)
データ構造の一種で、データ中に次のデータを示すリンク(ポインタ)を持っている。
片方向リンク
双方向リンク
もっと、「キュー」について調べてみよう。
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