平成21年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問20

インターネットで公開するソフトウェアにデジタル署名を添付する目的はどれか。

 ア  ソフトウェアの作成者が保守責任者であることを告知する。
 イ  ソフトウェアの使用を特定の利用者に制限する。
 ウ  ソフトウェアの著作権者が署名者であることを明示する。
 エ  ソフトウェアの内容が改ざんされていないことを確認できるようにする。


答え エ


解説
デジタル署名には

  • 署名を行ったデータ(文書、ソフトウェア)に対し、不正な改ざんが行われていないことを確認
  • データの作成を行った相手が、正当な相手であることを確認
するのに使用します。


キーワード
・デジタル署名

キーワードの解説
  • デジタル署名
    通常、我々は正式な文章を書くときには、文書に自筆の署名をしたり、捺印を押している。しかし、デジタル文書では署名も捺印もできないため、文書が正式なことを保証するための手段としてデジタル署名を用いる。
    デジタル署名はハッシュ関数と公開鍵暗号方式を用いて、以下の手順で行う。
    1. 送信する文書のハッシュ値を求め、自分の秘密鍵で暗号化してデジタル署名とする。
    2. データとデジタル署名を相手に送信する。
    3. 受信側は受信したデータからハッシュを求め、デジタル署名を相手の公開鍵で復号した結果が一致するかどうかでデジタル署名の確認を行う。

もっと、「デジタル署名」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ