平成21年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問4

工数が500人日と見積もられた開発プロジェクトを4人で開始したが、開発に遅れが出てきた。
あと25日残すところで、まだ160人日の工数が必要と見込まれるので、プログラマを増やすことにした。
次のような条件がある場合、予定どおり、あと25日で開発プロジェクトを完了するには、すくなくとも何人のプログラマを増やせばよいか。

[条件]
(1)  増員するプログラマは最初の10日間はプロジェクトの学習をそれぞれ行うものとする。
(2)  プログラマを増員することによる作業の再分割やその後のコミュニケーションのオーバヘッドなどは無視できる。
(3)  増員するプログラマの生産性は、当初からのプログラマの生産性と変わらないものとする。

 ア  3  イ  4  ウ  7  エ  8


答え イ


解説
当初のメンバーの4人の残りの25日の工数は
 4人×25日=100人日
であるので、増員されるメンバーに期待する工数は
 (160人日-100人日)=60人日
増員されるメンバーは最初の10日は学習なので、実際の作業を行えるのは
 25日-10日=15日
したがって、60人日の工数を15日で完了するのに必要な(増員する)人数は
 60人日÷15日=4人
(イ)である。


キーワード
・進捗率

キーワードの解説
  • 進捗率
    進み具合のことです。
    目標に対し、現在の状態がどの位置であるかを割合で算出します。
    ITシステムの開発では難しい作業、複雑な作業を後半に持ってくることが多いので、作業項目数を基に算出していると、途中まで順調でも最後になって遅れが発生するので注意が必要です。

もっと、「進捗率」について調べてみよう。

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