平成22年 秋期 応用情報技術者 午前 問3

PCM伝送方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのデジタルデータに変換し、圧縮処理をしないで転送したところ、転送速度は64,000ビット/秒であった。
このときサンプリング間隔は何マイクロ秒か。

 ア  15.6  イ  46.8  ウ  125  エ  128


答え ウ


解説
問題から

  • 1回のサンプリングで8ビットのデータを得られる。
  • 1秒間に得られるデータ量は64,000ビットである。
ことから、1秒間のサンプリング回数は
 64,000÷8=8,000回
である。

1秒間に8,000回のサンプリングを行なうときの間隔は
 1,000,000マイクロ秒÷8,000回=125マイクロ秒
(ウ)になります。


キーワード
・PCM伝送方式
・サンプリング

キーワードの解説
  • PCM伝送方式(Pulse Code Modulation:パルス符号変調)
    音声などのアナログ信号をデジタルデータに変換する方式で、アナログ信号を一定時間ごとに標本化(サンプリング)し、定められたビット数の整数値に変換(アナログ-デジタル変換)して記録します。
  • サンプリング(sampling、標本化)
    一定時間ごとにデータを記録することです。
    記録する時間間隔が短いほどもとのデータに忠実なデータの変化をとらえることができます。

もっと、「サンプリング」について調べてみよう。

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