平成22年 秋期 応用情報技術者 午前 問37

ほかのコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコルで、メッセージ記述がXMLのヘッダーとボディで構成されているものはどれか。

 ア  CORBA  イ  DCOM  ウ  SIP  エ  SOAP


答え エ


解説

 ア  CORBA(Common Object Request Broker Architecture)は、オブジェクト指向プログラムにおいてプログラム(オブジェクト)間でのメッセージを交換するための仕様です。
 イ  DCOM(Distributed Component Object Model)は、Microsoft社が定めたプログラム間でデータ交換や処理依頼を行う通信仕様です。
 ウ  SIP(Session Initiation Protocol)は、IP電話で使用される、セッションを確立するためのプロトコルです。
 エ  SOAPは、コンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのXMLに基づいたプロトコルです。


キーワード
・SOAP

キーワードの解説
  • SOAP
    ソフトウェア同士がメッセージを交換するためのプロトコルで、XMLに基づいてヘッダーとボディを組み合わせた設計になっています。
    XMLに基づいているため言語やプラットフォームに依存しないのが特徴です。
    以前は、“Simple Object Access Protocol”の略号という扱いでしたが、現在ではW3Cにより“SOAP”という固有名詞になっています。

もっと、「SOAP」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ