平成22年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問23

ノードN1とノードN2の間をノードNを介して通信路で結んだデータ伝送網がある。
N1とN2の間の構成についてA〜Cの三つの案を考えた。
ノードは故障しないものとし、各ノード間の通信路が故障する確率は、全て等しく F(0 < F < 1)とする。
三つの案を、稼働率が高い順に並べたものはどれか。


 ア  B案 > A案 > C案  イ  B案 > C案 > A案
 ウ  C案 > A案 > B案  エ  C案 > B案 > A案


答え エ


解説
A案とB案について考えると、B案はA案よりノードNとノードNを結ぶ通信路がある分、ノードN1とノードN2の間の並列の通信経路が多いので稼働率は高くなる。
 B案 > A案
B案とC案について考えると、ノードN1とノードN2の間の通経路は同じであるが、C案はB案よりノードNを結ぶ通信路がない分、故障個所が少ないので稼働率は高くなる。
 C案 > B案
したがって、各案の稼働率を比較するとC案 > B案 > A案(エ)になる。


キーワード
・稼働率

キーワードの解説
  • 稼働率
    修理可能な機器や部品などが、ある特定の時間(瞬間)に機能を維持している確率(瞬間稼働率)、または規定の時間で機能を維持している確率(平均稼働率)のことです。
    値としては0〜1で、稼働率が1ならば故障している時間がないことになります。
    また、ある装置の稼動率をx とすると、その装置の故障率は(1 - x )になります。

もっと、「稼働率」について調べてみよう。

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