平成22年 春期 基本情報技術者 午前 問11

命令キャッシュを効果的に使用できるプログラムの作成方法はどれか。

 ア  アクセスする作業領域をまとめる。
 イ  作業領域全体を平均的にアクセスするように作成する。
 ウ  頻繁に実行される処理部分をまとめる。
 エ  プログラム全体を平均的に実行するように作成する。


答え ウ


解説
命令キャッシュにはプログラムそのものであるので、命令キャッシュを効率的に使用するためには、頻繁に実行する処理が命令キャッシュ容量以下にまとまっていればよい。(ウ)
なお、プログラムのサイズを命令キャッシュ容量より小さくできれば、プログラムのすべてキャッシュ上で動作させることも可能である。


キーワード
・キャッシュメモリ

キーワードの解説
  • キャッシュメモリ(cache memory)
    CPU内にある高速アクセス可能なメモリで、主記憶のデータの中からアクセス頻度が高いデータを、一時的に格納することで、CPUから主記憶のアクセスをキャッシュメモリに代えることで、メモリへのアクセス速度を上げ、処理速度を向上させる。
    キャッシュメモリに格納するデータには、プログラムそのものである場合(命令キャッシュ)と、プログラムが使用するデータである場合(データキャッシュ)がある。

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