エンジン制御、ハードディスク制御などの制御系ハードリアルタイムシステムでリアルタイムOSを活用する理由はどれか。
ア |
ウイルス侵入の防御のためメモリ保護機構が必要だから。 |
イ |
定められた時間内にイベントに対応した処理を完了させる機構が必要だから。 |
ウ |
システム全体のスループットを向上させる機構が必要だから。 |
エ |
複数の独立したプログラムを並行して動かす機構が必要だから。 |
答え イ
【解説】
ア |
メモリ保護機構はメモリ破壊を防ぐためもので、ウイルス侵入を防ぐことはできません。 |
イ |
リアルタイムOSを用いることで、定められた時間内に処理を行うことが容易になります。 |
ウ |
リアルタイムOSを使用してもスループット向上は期待できません。(リアルタイムOSの処理が動作するため性能は落ちます。) |
エ |
リアルタイムシステム内で複数の独立したプログラムを動作させることは少ないです。(組込みLinuxを用いたシステムではあります。) |
【キーワード】
・リアルタイムOS
【キーワードの解説】
- リアルタイムOS(Real Time OS、RTOS)
リアルタイムOSとは、事象(イベント)が発生したら、そのイベントに対応した処理を行うという、イベント・ドリブン(event driven)なプログラム実行制御を行うOSのこと。
リアルタイムOSとしては、µITRONやVxWorks、Symbianなどが有名。
もっと、「リアルタイムOS」について調べてみよう。
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