平成22年 春期 基本情報技術者 午前 問50

プロトタイプを1回作成するごとに未確定な仕様の50%が確定するとき、プロトタイプ開始時点で未確定だった仕様の90%以上を確定させるには、プロトタイプを何回作成する必要があるか。

 ア  1  イ  2  ウ  3  エ  4


答え エ


解説
1回のプロトタイプ作成で未確定の50%の仕様が確定するということは、1回のプロトタイプ作成でも50%の仕様は確定しないということなので、n 回プロトタイプを作成したときに確定した仕様の割合を表す式は
 1 - 50%n
である。これが90%以上になるのは

  • n = 1
    1 - 50%1 = 50%
  • n = 2
    1 - 50%2 = 75%
  • n = 3
    1 - 50%3 = 87.5%
  • n = 4
    1 - 50%4 = 93.75%
であり、確定した仕様が90%を超えるにはプロトタイプを4回(エ)作成する必要がある。


キーワード
・プロトタイプ

キーワードの解説
  • プロトタイプ(prototype)
    新製品を開発するときに、量産を行う前に製品の設計上の問題を発見するために作成する試験用の装置のことです。
    ソフトウェアではユーザーインタフェースの仕様を確定するために、ユーザーインタフェース部分のみが動作するプロトタイプを作成することもあります。

もっと、「プロトタイプ」について調べてみよう。

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