平成22年 春期 基本情報技術者 午前 問63

改善の効果を定量的に評価するとき、複数の項目で評価した結果を統合し、定量化する方法として重み付け総合評価法がある。
表の中で優先すべき改善案はどれか。

評価項目 評価項目の重み 改善案
案1 案2 案3 案4
省力化 4 6 8 2 5
期間短縮 3 5 5 9 5
資源削減 3 6 4 7 6

 ア  案1  イ  案2  ウ  案3  エ  案4


答え イ


解説
各案の総合評価点を求める。
各評価項目の評価点は“採点結果×重み”である。

  • 案1
    6×4 + 5×3 + 6×3 = 57
  • 案2
    8×4 + 5×3 + 4×3 = 59
  • 案3
    2×4 + 9×3 + 7×3 = 56
  • 案4
    5×4 + 5×3 + 6×3 = 53
したがって、最も総合評価点が高いのは案2(イ)である。


キーワード
・スコアリングモデル

キーワードの解説
  • スコアリングモデル(scoring model)
    評価する項目に重み付けを行い、各項目を点による評価をして、重みと評価点の積和を求めることで、定量的な評価を行う手法です。
    企業が新しい取引先を評価するときなどはスコアリングモデルを利用することが多いです。

もっと、「スコアリングモデル」について調べてみよう。

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