SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。
ア |
SRAMより高速なアクセスが実現できる。 |
イ |
データを保持するためのリフレッシュ動作が不要である。 |
ウ |
内部構造が複雑になるので、ビット当たり単価が高くなる。 |
エ |
ビット当たりの面積を小さくできるので、高集積化に適している。 |
答え エ
【解説】
ア |
SRAMはDRAMより高速なアクセスが実現できるため、高速アクセスが求められるキャッシュメモリなどで利用される。 |
イ |
DRAMはキャパシタが蓄積している電荷が放電してしまうため、定期的に電荷の蓄え(リフレッシュ)が必要である。 |
ウ |
DRAMは1ビットの構造がキャパシタとトランジスタのみで単純なため、価格が安い。 |
エ |
DRAMは構造が単純で面積が小さいので高集積化が容易である。 |
【キーワード】
・SRAM
・DRAM
【キーワードの解説】
- SRAM(Static Random Access Memory)
フリップフロップを使用した構造の記憶素子で、高速なアクセスができるが構造が複雑で価格が高いため、小容量なメモリであるキャッシュメモリなどで使われている。
- DRAM(Dynamic Random Access Memory)
1ビットをキャパシタ(コンデンサ)とそれを制御するトランジスタ(FET)から構成されるメモリで、キャパシタに電荷が蓄えられているかどうかで、0/1の判断を行うメモリである。
キャパシタに蓄えた電荷は放電してしまうので、定期的に電荷の蓄え(リフレッシュ)を行う必要がある。
構造が単純なので価格が安く、高集積化に向いていて、コンピュータの主記憶などの大容量メモリとして使用される。
もっと、「SRAM」について調べてみよう。
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