平成22年 春期 応用情報技術者 午前 問74

企業経営の透明性を確保するために、企業はだれのために経営を行っているか、トップマネジメントの構造はどうなっているか、組織内部に自浄能力をもっているか、などを問うものはどれか。

 ア  カテゴリマネジメント  イ  コアコンピタンス
 ウ  コーポレートガバナンス  エ  ステークホルダアナリシス


答え ウ


解説

 ア  カテゴリマネジメント(category management)は、小売業社が事業分野を設定しメーカーと共同で事業活動することです。
 イ  コアコンピタンス(core competence)は、企業が他社と競争している事業分野において、他社を圧倒的に上回るレベルの能力、他社にまねのできない能力のことです。
 ウ  コーポレートガバナンスは、経営管理が適切に行われているかどうかを監視し、企業活動の健全性を維持する仕組みです。
 エ  ステークホルダアナリシス(stakeholder analysis)は、ステークホルダ(利害関係者)の利益と影響力から、要求の優先順位付けを行うことです。


キーワード
・コーポレートガバナンス

キーワードの解説
  • コーポレートガバナンス(corporate governance)
    企業経営において、経営上の意思決定が企業の価値創造にとって有効な判断となるように管理・統制する仕組みのことです。
    コーポレートガバナンスは、一部の経営者の独断や利害による経営の暴走や、組織全体での企業倫理の逸脱などを防ぐために重要です。
    特に会計不正事件(粉飾決算)などの経営者や組織ぐるみの不正防止からコーポレートガバナンスへの関心が高まっています。

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