平成22年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問2

COCOMOにはシステム開発の工数を見積もる式の一つに
 MM = 3.0×(KDSI)1.12
がある。
開発規模(KDSI)と開発生産性(KDSI/MM)の関係を表したグラフはどれか。
ここで、MMは開発工数(人月)、KDSIは開発規模(注釈を除いたソースコードの行数、単位はk行)である。

 ア    イ  
 ウ    エ  


答え エ


解説
開発工数MMを求める式
 MM = 3.0×(KDSI)1.12
から、開発規模(KDSI)と開発工数の関係を表すグラフは
 
になります。
したがって、開発規模と開発生産性(KDSI÷MM)の関係を表すグラフは
 
(エ)になります。


キーワード
・COCOMO

キーワードの解説
  • COCOMO(constructive cost model)
    ソフトウェア開発の工数(期間)を見積もる手法で、開発するソフトウェアの予想コード行数に開発担当者の能力や開発する内容の難易度などを補正係数として掛けて算出します。
    COCOMO法で見積りを行うためには、過去の開発実績から、開発するソフトウェアの規模(コード行数)や補正係数を求められるようにする必要があります。

もっと、「COCOMO」について調べてみよう。

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