平成22年 春期 情報セキュリティスペシャリスト 午前II 問9

ワームの侵入に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  公開サーバへのワームの侵入は、IDSでは検知できない。
 イ  未知のワームの侵入は、パターンマッチング方式で検知できる。
 ウ  ワームは、アプリケーションソフトの(ぜい)弱性を突いて侵入できる。
 エ  ワームは、仮想OS環境内のゲストOSに侵入できない。


答え ウ


解説

 ア  IDS(Intrusion Detection System、侵入検知システム)は、ワームの侵入も検知します。
 イ  パターンマッチング方式のウイルス検知は、既知のウイルスには有効ですが、未知のウイルスは検知できません。
 ウ  ワームはOSやアプリケーションの脆弱性を突いて侵入します。
 エ  ワームは仮想OS環境内のゲストOSにも侵入します。
(MS-Windowsマシン上でVMWareを起動しその中でLinuxを動作させた時、MS-WindowsをホストOS、LinuxをゲストOSといいます。)


キーワード
・ワーム

キーワードの解説
  • ワーム(worm)
    自己増殖を繰り返しながら破壊活動を行なうプログラムです。
    他のプログラムに寄生することなく、活動するので狭義のコンピュータウイルスとは区別されます。

もっと、「ワーム」について調べてみよう。

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