平成23年 秋期 ITパスポート 問34

ソフトウェアの品質特性は、機能性、使用性、信頼性、移植性などに分けられる。
使用性に分類されるものはどれか。

 ア  仕様書どおりの実行結果や操作が提供されている。
 イ  ソフトウェアの平均故障間隔が長い。
 ウ  他のOS環境でも稼働できる。
 エ  利用者の習熟時間が短い。


答え エ


解説

 ア  機能性についての説明です。
 イ  信頼性についての説明です。
 ウ  移植性についての説明です。
 エ  使用性についての説明です。


キーワード
・ソフトウェアの品質特性

キーワードの解説
  • ソフトウェアの品質特性
    JIS X 0129-1で定義されたソフトウェアの品質特性には、以下の6つがある。
    • 機能性
      指定された条件の下で利用されるときに、明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供する。
    • 信頼性
      指定された条件下で利用するとき、指定された達成水準を維持する。
    • 使用性
      指定された条件の下で利用するとき、理解、習得、利用でき、利用者にとって魅力的である。
    • 効率性
      明示的な条件の下で、使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する。
    • 保守性
      修正のしやすさに関するソフトウェア製品の能力。修正は、是正若しくは向上、又は環境の変化、要求仕様の変更及び機能仕様の変更にソフトウェアを適応させること。
    • 移植性
      ある環境から他の環境に移すためのソフトウェア製品の能力。

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