平成23年 秋期 ITパスポート 問65

関係データベースのA表、B表がある。A表、B表に対して(A∪B)、(A∩B)を行った結果は、それぞれP表、Q表及びR表のどれになるか。
ここで、∪は和集合演算、∩は共通集合演算を表す。

A
商品コード 商品名 定価
P001 プリンター 12,000
P003 PC 65,800
P007 USBハブ 6,280
P012 OAチェア 14,200
P019 OAデスク 25,600
B
商品コード 商品名 定価
P003 PC 65,800
P007 USBハブ 6,280
P020 USBメモリ 3,000
P
商品コード 商品名 定価
P003 PC 65,800
P007 USBハブ 6,280
R
商品コード 商品名 定価
P001 プリンター 12,000
P003 PC 65,800
P007 USBハブ 6,280
P012 OAチェア 14,200
P019 OAデスク 25,600
P020 USBメモリ 3,000
Q
商品コード 商品名 定価
P001 プリンター 12,000
P012 OAチェア 14,200
P019 OAデスク 25,600

(A∪B) (A∩B)
P R
Q R
R P
R Q


答え ウ


解説
集合Aと集合Bの和集合演算は、集合Aと集合Bのすべての行になるので

R
商品コード 商品名 定価
P001 プリンター 12,000
P003 PC 65,800
P007 USBハブ 6,280
P012 OAチェア 14,200
P019 OAデスク 25,600
P020 USBメモリ 3,000
になり、集合Aと集合Bの共通集合演算は、集合Aと集合Bの共通の行になるので
P
商品コード 商品名 定価
P003 PC 65,800
P007 USBハブ 6,280
になる。


キーワード
・集合

キーワードの解説
  • 集合
    ここでいう『集合』は数学的な意味で、幾つかのものの集まりのことを集合という。
    集合は、その条件に合う要素が1つの場合でも集合と呼ぶ。また、1つも条件に合うようそがないときは空集合と呼ぶ。(数学的な意味でない集合とは少し異なる。)
    ある集合に対し、それに属していないものの集合を補集合といい。2つの集合で一方が他方をすべて含まれてしまう場合、部分集合という。
    また、2つの集合の共通部分(集合)を積集合、2つの集合を合わせたものを和集合という。

もっと、「集合」について調べてみよう。

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