平成23年 秋期 ITパスポート 問80

情報セキュリティにおける“可用性”の説明として、適切なものはどれか。

 ア  システムの動作と出力結果が意図したものであること
 イ  情報が正確であり、改ざんされたり破壊されたりしていないこと
 ウ  認められた利用者が、必要なときに情報にアクセスできること
 エ  認められていないプロセスに対して、情報を非公開にすること


答え ウ


解説

 ア  システムの動作と出力結果が意図したものであることは、ソフトウェア品質特性の機能性です。
 イ  情報が正確であり、改ざんされたり破壊されたりしていないことは、情報セキュリティの完全性です。
 ウ  認められた利用者が、必要なときに情報にアクセスできることは、情報セキュリティの可用性です。
 エ  認められていないプロセスに対して、情報を非公開にすることは、情報セキュリティの機密性です。


キーワード
・機密性
・完全性
・可用性

キーワードの解説
  • 機密性(Confidentiality)
    セキュリティの要件の一つで、機密性とは対象となるデータへ許可された人のみがアクセスできることや、不正なアクセスを検出することです。
  • 完全性(Integrity)
    セキュリティの要件の一つで、完全性とは情報及び処理方法が、正確であること及び完全であることを保護することです。
  • 可用性(Availability)
    セキュリティの要件の一つで、可用性とはシステムが継続して使用できる能力のことです。

もっと、「可用性」について調べてみよう。

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