平成23年 秋期 基本情報技術者 午前 問61

BCPの説明はどれか。

 ア  企業の戦略を実現するために、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の視点から戦略を検討したもの
 イ  企業の目標を達成するために業務内容や業務の流れを可視化し、一定のサイクルをもって継続的に業務プロセスを改善するもの
 ウ  業務効率の向上、業務コストの削減を目的に、業務プロセスを対象としてアウトソースを実施するもの
 エ  事業中断の原因とリスクを想定し、未然に回避又は被害を受けても速やかに回復できるように方針や行動手順を規定したもの


答え エ


解説

 ア  企業の戦略を実現するために、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の視点から戦略を検討したものは、BSC(balanced scorecard)です。
 イ  企業の目標を達成するために業務内容や業務の流れを可視化し、一定のサイクルをもって継続的に業務プロセスを改善するものは、BPM(Business Process Management)です。
 ウ  業務効率の向上、業務コストの削減を目的に、業務プロセスを対象としてアウトソースを実施するものは、BPO(Business Process Outsourcing)です。
 エ  事業の中断・阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するように組織を導く手順を文書化したものは、BCPです。


キーワード
・BCP

キーワードの解説
  • BCP(Business Continuity Plan、事業継続計画)
    災害や事故、システム障害などの発生により、限られた経営資源で最低限の事業活動を継続し、目標復旧時間以内に再開するために、事前に策定する計画です。
    BCPを作成するときには自社の抱えているリスクを洗出し、各リスクの優先順位付けを行い、行動計画を決めていきます。

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