平成23年 秋期 応用情報技術者 午前 問45

オブジェクト指向プログラムにおいて、実行時にメッセージとメソッドを関連付けることを何と呼ぶか。

 ア  カプセル化  イ  静的結合  ウ  多重継承  エ  動的結合


答え エ


解説

 ア  カプセル化は、オブジェクトの内部構造や振舞いを隠蔽することです。
 イ  静的結合は、コンパイル時にメッセージとメソッドを関連付けることです。
 ウ  多重継承は、オブジェクト指向でたのオブジェクトの特徴を引き継ぐ継承で、複数のオブジェクトから継承することです。
 エ  動的結合は、実行時にメッセージとメソッドを関連付けることです。


キーワード
・結合

キーワードの解説
  • 結合(binding、束縛)
    参照を意味し、関数呼び出しと関数本体の結び付けのことです。
    従来の手続型のプログラミング言語では、ソースコードの中で明確に関数の呼び出しを指定する必要があったが、オブジェクト指向プログラミング言語では多様性(ポリモーフィズム)を実現するため、コンパイル時に結合を行う静的結合と、実行時に結合を行う動的結合があります。

もっと、「カプセル化」について調べてみよう。

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