平成23年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問4

日本国内の無線通信で、割り当てられた周波数帯が重複しているものはどれか。

 ア  BluetoothとGPS
 イ  BluetoothとIEEE 802.11無線LAN
 ウ  GPSと第3世代携帯電話
 エ  IEEE 802.11無線LANと第3世代携帯電話


答え イ


解説
それぞれのシステムで使用している周波数帯は

  • 第3世代携帯電話:800MHz/1500MHz帯
  • GPS:1.2GHz/1.5GHz帯
  • Bluetooth:2.4GHz帯
  • IEEE 802.11無線LAN:2.4GHz帯
になっているので、重複しているのは BluetoothとIEEE 802.11無線LAN(イ)です。
また、この2.4GHz帯は産業、科学、医療用の機器に用いられることが多いためISM(Industry Science Medical band)と呼ばれ、10mW以下の出力であれば免許不要で利用できるよう開放されているため様々な通信が使用しています。


キーワード
・Bluetooth
・無線LAN

キーワードの解説
  • Bluetooth
    Bluetoothは2.4GHzの周波数帯を用いて、半径10〜100メートル程度の無線通信を行うことができる規格です。
    モバイル通信における通信端末のコストダウンを目的として制定された。
    通信を行う機器の間に障害物があっても通信が可能である。
  • 無線LAN
    無線通信を利用してデータの送受信を行うLANシステムのことです。
    無線LANは配線の必要なく、LAN接続できるため手軽ですが、セキュリティ対策を行っていないと通信データの盗聴や不正なアクセス(接続)などのリスクが発生します。

もっと、「Bluetooth」について調べてみよう。

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