セキュアハッシュ関数SHA-256を用いて、32ビット、256ビット、2,048ビットの三つの長さのメッセージからハッシュ関数を求めたとき、それぞれのメッセージのハッシュ値の長さはどれか。
単位 ビット
メッセージの長さ |
32 |
256 |
2,048 |
ア |
32 |
256 |
256 |
イ |
32 |
256 |
2,048 |
ウ |
256 |
256 |
256 |
エ |
256 |
256 |
2,048 |
|
答え ウ
【解説】
セキュアハッシュ関数は可変長のメッセージから、固定長のビット列(メッセージダイジェスト)を生成する関数であり、SHA-256(Secure Hash Algorithm 256)は256ビットのメッセージダイジェストを生成するので
メッセージの長さ |
32 |
256 |
2,048 |
ウ |
256 |
256 |
256 |
になります。
【キーワード】
・セキュアハッシュ関数
【キーワードの解説】
- セキュアハッシュ関数(secure hash function)
公開鍵暗号を使用したデジタル署名を行うときに、署名を行う可変長のメッセージから、固定長のビット列を生成する関数です。
セキュアハッシュ関数が生成したビット列をメッセージダイジェスト(message digest)やハッシュ値といいます。
セキュアハッシュ関数には以下のような特徴が要求されます。
- 入力データの長さが異なっても、同じ長さのメッセージダイジェストを出力する。
- 入力メッセージが少しでも異なっていれば、出力されるメッセージダイジェストは大きく異なる。
- メッセージダイジェストから元のメッセージを算出することができない。
- 同じメッセージダイジェストを出力する2つの入力データを見つけるのが困難である。
もっと、「セキュアハッシュ関数」について調べてみよう。
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