平成23年 春期 ITパスポート 問26

X社では来期に製品A、B、C、Dのいずれか一つを市場に投入することを検討している。
来期の市況で好況の確率は40%、不況の確率は60%と予想され、市況ごとの各製品の予想売上高が表のとおりであるとき、この市場から得られる最大の売上期待値をもたらす製品はどれか。

単位 百万円
市況 製品A 製品B 製品C 製品D
好況 12 18 20 10
不況 10 8 6 12

 ア  製品A  イ  製品B  ウ  製品C  エ  製品D


答え イ


解説
好況の確率は40%、不況の確率は60%各製品の売上高期待値を求める。

 ア  12×40% + 10×60% = 10.8百万円
 イ  18×40% + 8×60% = 12百万円
 ウ  20×40% + 6×60% = 11.6百万円
 エ  10×40% + 12×60% = 11.2百万円


キーワード
・マキシミン戦略

キーワードの解説
  • マキシミン戦略(マクシミン原理)
    様々なケースが考えられるときにどのケースを選択すればいいかという決定理論の一つで、各ケースの最悪値を比較し、最も良い場合を選択する方法です。
    ミニマックス原理とも呼ばれます。
    決定理論には他に、ラプラスの原理、マクシマックス原理、ハーヴィッツの原理、リグレット・ミニマックス原理などがあります。

もっと、「マキシミン戦略」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ