平成23年 春期 ITパスポート 問56

紙の大きさの規格は図のような相似形であり、例えばA判用紙では、A3の面積の半分がA4になるという関係にある。
コピー機でA4サイズの原稿をA3サイズに拡大コピーするためには、どの拡大率(%)を選んだらよいか。
ここで、拡大率は長い辺同士の比率を表す。

 ア  122  イ  141  ウ  150  エ  200


答え イ


解説
A4の用紙の長辺長さをm 、短辺の長さをn とするとA4の用紙の面積は
 m ×n
になります。
A3の用紙の短辺の長さはA4の長辺と同じなのでm になるので、長辺の長さはA3の用紙の面積がA3の2倍なので
 2n
になります。
A4とA3は相似形なので長辺と短辺の比は同じになるので
 m :n = 2n :m
 2n2 = m2
 √2n = m
なので、m n の約1.41倍になるので、コピー機の倍率としては141%(イ)になります。


キーワード
・ISO 216

キーワードの解説
  • ISO 216
    紙の寸法を規定する国際規格でAシリーズ(A0〜A10)とBシリーズ(B0〜B10)があります。
    紙の寸法の規格には、これ以外にISO 269があり、ここでは封筒用のCシリーズ(C0〜C10、C7/6、DL)などがあります。
    それ以外にも日本ではAB判、四六判、三五判、菊判などがあり、アメリカではレターやタブロイドといった規格が使われています。

もっと、「紙の寸法」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ