平成23年 春期 基本情報技術者 午前 問75

良品である確率が0.9、不良品である確率が0.1の外注部品について、受入検査を行いたい。
受入検査には四つの案があり、それぞれの良品と不良品1個に掛かる諸費用は表のとおりである。
期待費用が最も低い案はどれか。

良品に掛かる費用 不良品に掛かる費用
A 0 1,500
B 40 1,000
C 80 500
D 120 200

 ア  A  イ  B  ウ  C  エ  D


答え ウ


解説
良品である確率が0.9、不良品である確率が0.1で期待費用を求める式は
 良品に掛かる費用×0.9 + 不良品に掛かる費用×0.1
である。

  • A
    0×0.9 + 1,500×0.1 = 150
  • B
    40×0.9 + 1,000×0.1 = 136
  • C
    80×0.9 + 500×0.1 = 122
  • D
    120×0.9 + 200×0.1 = 128
したがって、期待費用が最も低い案はC(ウ)である。


キーワード
・期待値

キーワードの解説
  • 期待値
    条件により異なった結果が得られるような場合に、各結果になる確率と各結果の見込み値を掛けて総和をとったものである。
    期待値どおりの結果が得られるわけでなく、試行を繰り返すと期待値に近い値を得ることができる。

もっと、「期待値」について調べてみよう。

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