仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて処理の多重度を増やしたところ、ページイン、ページアウトが多発して、システムの応答速度が急激に遅くなった。
このような現象を何というか。
ア |
オーバーレイ |
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イ |
スラッシング |
ウ |
メモリコンパクション |
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エ |
ロールアウト |
答え イ
【解説】
ア |
オーバーレイ(overlay)とは、実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを補助記憶装置から主記憶に取り込む手法です。 |
イ |
スラッシング(thrashing)は、ページアウト、ページンが頻発し処理能力が低下する現象をいいます。 |
ウ |
メモリコンパクション(memory compaction)は、使用中のメモリ領域をまとめて、未使用領域を大きくする機能です。 |
エ |
ロールアウト(roll-out)は、主記憶の空き容量が少ないときに、優先順位の低いデータを補助記憶装置へ退避させることです。 |
【キーワード】
・仮想記憶
【キーワードの解説】
- 仮想記憶
メモリ管理の方法の一つで、不連続なメモリ領域をソフトウェアから見て連続した領域になる。
仮想記憶はコンピュータ上に実装されている主記憶よりも大きな記憶領域を仮想的に提供する仕組みであり、仮想記憶を利用することで、メモリ空間の一部をハードディスク装置等の大容量外部記憶に待避でき、実際のメモリ量以上のメモリ空間が利用できるようになる。
もっと、「仮想記憶」について調べてみよう。
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