平成23年 春期 応用情報技術者 午前 問49

共通フレーム2007をソフトウェア産業界に導入する目的として、適切なものはどれか。

 ア  ソフトウェア産業界において、ソフトウェア開発の生産性の尺度を統一する。
 イ  ソフトウェアの開発及び取引における契約書や設計書など、文書の種類や書式を規定する。
 ウ  ソフトウェア開発及び取引の内容を明確にし、市場の透明性を高め、取引の更なる可視化を実現する。
 エ  電子商取引を行う際に必要な国際会計基準への対応方法を標準化する。


答え ウ


解説

 ア  ソフトウェア産業界内の標準化についての説明で、共通フレームには関係ありません。
 イ  ドキュメントの標準化についての説明で、共通フレームには関係ありません。
 ウ  共通フレームを導入する目的の説明です。
 エ  国際会計基準への対応は各企業で行っていますが、対応方法の標準化は知りません。


キーワード
・共通フレーム2007

キーワードの解説
  • 共通フレーム2007(software life cycle process - Japan common frame、SLCP-JCF)
    ソフトウェアの開発において、発注者側(顧客)と受注者側(開発者)の間で、役割分担、開発内容、責任範囲などについて誤解が生じないように、両者の間で用語を共有化するためのガイドラインです。
    従来の共通フレーム98が改定され、超上流プロセスの可視化や信頼性ガイドライン要素が追加されています。

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