平成23年 春期 応用情報技術者 午前 問75

平成19年4月に20万円で購入したPCを3年後に1万円で売却するとき、固定資産売却損は何万円か。
ここで、耐用年数は4年、減価償却は定額法、定額法の償却率は0.250、残存価格は0円とする。

 ア  4.0  イ  4.5  ウ  5.0  エ  5.5


答え ア


解説
減価償却が定額法で償却率が0.250なので、1年での減価償却の額は
 20万円×0.25 = 5万円/年
になり、購入してから3年後の売却時点での帳簿価額は
 20万円 - 5万円/年×3年 = 5万円
で、これを1万円で売却したので、固定資産売却損は
 5万円 - 1万円 = 4万円
(ア)になる。


キーワード
・固定資産
・固定資産売却損

キーワードの解説
  • 固定資産
    会計上は流動資産(1年以内に現金化できるもの)以外の資産を示し、土地・建物などの有形固定資産と特許権・営業権などの無形固定資産とに区分されます。
  • 固定資産売却損
    企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、特別損失の部の仕訳のひとつで、営業上不要になった土地、建物、備品や機械設備などの固定資産を売却したときに発生する、差額の損失を固定資産売却損の勘定科目へ計上します。
    帳簿価額(現在価額)より売却した価格が高いときは、その差額が売却益となるため、特別利益の部の固定資産売却益の勘定科目へ計上することになります。

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